これまでの歩み

とくしまシンボルパークをつくろう!

とくしまシンボルパークをつくろう!

2019.12.31

(開催日)

2015年9月23日(水) 新町橋2丁目交差点付近

(事業実施に至る背景)

徳島駅前から眉山に至るまでの景観は、一本の直線道路で繋ぎ『シンボルロード』として命名され、その名の通り市民や県外・海外からの観光客に徳島の中心市街地の象徴として整備されています。現在も商業施設、観光者向けの施設が存在し、夏には阿波踊りが繰り広げられています。しかし多くの地方都市では、少子高齢化や若年層の県外流出、個人消費の冷え込みや、県外資本による大型商業施設の郊外進出や陸上輸送機関の発展により消費行動範囲の変動などの課題があり、私たちの住む徳島も同様の課題となっております。

実際、徳島県の玄関口である徳島駅前の歩行者交通量は過去10年で80%減、人口に関しては18%減という統計が示すように、多くの市民からの関心度が失われつつあります。シンボルロード沿道では、一部新規出店はあるものの空き床、空き店舗が多く、人通りもまばらであり賑わいが不足しているように思えます。私たち(一社)徳島青年会議所は、西新町音楽ホールや眉山山頂の観光施設の建設など、行政が推し進める未来に向けた街づくりをはじめようとしている徳島の中心街(シンボルロード)で、未来のロードを想定した賑わいづくりが出来るきっかけを企画運営します。

(目的)

徳島の象徴を意味する『徳島シンボルロード』を舞台に、人々が集い、市民自らが率先しまちづくりに参加することで、もう一度市民の関心を持たせ、市民が気づき愛するようになり、各々が徳島の魅力を県外さらには世界へ向け発信し、世界から愛されるTOKUSIMAづくりの第一歩を目指します。

 

①人との関わりあい方を見直し、賑わいを創出させる

統計データから、市民は中心街において商業施設の発展を望んでいるが、その期待の体験が起こらず、歩行者交通量の減少に繋がっていると考えます。そこで、中心街に存在する資源を再活用し、街での新たな過ごし方を市民へ提案することで、中心街での市民の過ごし方に変化が起こり、未来のロードを想定した賑わいづくりの実現に繋がります。

 

②行政が推し進める未来のシンボルロードへの提言を行う

徳島シンボルロードには、西新町音楽ホールや眉山山頂観光施設の建設など、行政が推し進める未来に向けたまちづくりの政策があります。しかしながらまだまだ課題は多く、地域住民や市民への意識も低いのが現状です。そこで私たち青年会議所が行う事業が、行政が推し進める未来のロードをイメージするきっかけとなり、市民または行政が実際に目にすることで新しい気づきを生みます。

 

③世界に向けて発信

阿波踊りや水都徳島を象徴する新町川、観光名所眉山など、徳島を象徴するスポットがシンボルロード上に存在します。徳島の魅力を世界へ発信するための一歩として、デジタルテクノロジーやITを有効活用し、今までになかった形で、徳島シンボルパークの魅力を世界へ向け情報発信する機会を創ります。

(結果)

徳島市の中心市街地再開発問題に揺れていた当時、私たちは、今ある資源の活用法を見直し、中心市街地での新しい過ごし方を市民へ提言するという事業づくりを目指しました。中心市街地、しかも国道の封鎖は案の定一筋縄では行かず、「前例がない」や「絶対実現不可能」という厳しいお言葉を関係諸団体から言われ続けました。しかし青年会議所活動こそ、そういった状況を突破する原動力であるべきと考え、なんとしても本事業を実現させたいと考えました。その結果、阿波踊り期間を除いては史上初めて国道を封鎖し、徳島駅から眉山へ延びる「とくしまシンボルロード」の上に歩行者天国を実現させることができました。現在、本事業は民間の地域活性化団体へ事業運営が移管されており、定期的に開催される事業となっております。

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