これまでの歩み

映画『佳歩』制作・公開事業

映画『佳歩』制作・公開事業

2019.12.31

(開催日)

2014年10月4日(土) ブライダルコアときわホール(アスティとくしま2階)

(事業実施に至る背景)

近年、全国各地で「ご当地」の名のもとに、食や文化、伝統などオリジナリティあふれる魅力を地域が主体となって発信し、それを享受することが盛んになってまいりました。徳島もその例外ではなく、ご当地グルメをはじめご当地マスコットキャラクターなどにより県外へのPRを積極的に行っているところではありますが、競合も関係し認知度が上がるまでには至っていないのが現状です。

徳島市の観光地におきましても、阿波踊り以外に特筆するものが少なく、またその阿波踊りにおきましても話題となる期間は非常に短く県外客への誘致には課題が多く残っております。

このような現状を鑑みた結果、我々は既存の魅力に頼るのではなく、年間を通して多くの人から愛される話題性と継続性を兼ね備えた新たな観光スポットを発掘することが必要不可欠であると考えました。これを実現するために映画というツールを使い、未だ無限の可能性を秘めた徳島の人、地域、文化や伝統など、多岐にわたる様々な魅力を開拓し、それらを多くの方に認知して頂けるように全国そして世界へ発信したいと思い、この度の事業実施に至りました。

(目的)

映画の準備段階から完成に至る過程において製作を後ろ支えしてくれる地方自治体や各種団体、公共機関、地域の方々との交流は、この事業を成功に導くためには必要不可欠となります。これらの協力者たちとの意思疎通を十分に図り一つの作品を作り上げていく過程において、多方面にわたる横の繋がりを育み、相互の深い信頼関係と固い絆を構築します。

また観る人に感動を与える映画を完成し公開することで、ロケ地等が新たな観光スポットとして発展するなどの新たな話題を創出し、それに対してたくさんの人が徳島に興味を抱き来県するきっかけとなることを目的とします。

(結果)

「四国霊場ご開創1200年」という記念すべき年に「お遍路」をテーマにした映画を地元の青年会議所が制作・公開するということが大きな話題を呼び、全国各紙をはじめ数多くのメディアに取り上げられました。また、行政や各種団体・企業・地域住民から惜しみない協力を頂き、それに応える明確な成果を上げた事で、徳島青年会議所への信頼が強固になり、今後に繋がる確かな関係を構築することが出来ました。観光資源の乏しい徳島において「発心の道場」として古くからある貴重な文化遺産に対して改めてスポットを当てることで作品に登場する様々なお寺や景色は、それまでにない新たな観光名所として認知されました。さらに、お遍路さんに対して施される地域住民の温かい無償の支えであるお接待は、徳島の財産が「心の文化」であることを再認識させられました。

 

 

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